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文芸漫談とは?

この企画は、いとうせいこうと奥泉光が、小説の面白さを、笑いを取りながら伝えたいと、漫談形式で始めた文学ライブです。 芥川賞作家と稀代の仕掛人が捨て身でおくる、漫談スタイルの超ブンガク実践講座。 小説の書き方・読み方がクスクスわかる?かも!

作家・クリエーターとして活躍する“いとうせいこう”と、芥川賞作家であり大学教授の“奥泉光”が、『文芸漫談』なる耳馴染みのない公演を、年3回のシリーズで行っている。
内容、構成はいたってシンプルで、文学作品を題材にし、笑いを盛り込み、二人で作品を語っていく、漫談形式のトークショーです。
同類のトークショーのように、作品への理解を与えることにこそ違いはないのですが、そこに、博学がユーモアをまとったような二人の『笑い』が入ることにより、お客さまの興味をより深いところまで誘い、“豊かな文学”になるのでは、との試みです。

Vol.54●2024年5月31日(金)●ドストエフスキー『罪と罰』

    料 金■前売・当日:3,000円 全席指定席        
    開 場■19:00/開 演■19:30/終演予定■21:00
    会 場■北沢タウンホール TEL.03-5478-8006
        世田谷区北沢2-8-18

チケット発売日■2024年3月23日(土)10時より
チケット問合せ■K・企画 (TEL&FAX.03-3419-6318)
       ◆カルテットチケット予約フォーム

       ◆イープラス(下のバナーをクリック)
         いとうせいこう×奥泉光「文芸漫
談シーズン6」(PC・携帯共通)

       ◆チケットぴあ(下のバナーをクリック) Pコード:652797
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作品詳細

『罪と罰』梗概

 頭脳明晰なラスコーリニコフという青年がいた。頭がよかったが、学費未納で大学から除籍されてしまう。彼はある考えに囚われていた。それは、人間は凡人と非凡人の2種類に分けられる。社会を発展させるため、非凡人は凡人に服従するのが義務であり、非凡人は現状を打破し世界を動かすために、既存の法律を無視してもかまわない。非凡人こそが真の人間であるというものだった。
 そして、自分も「選ばれた非凡人である」という選民思想を持っていた。生活に困窮していた彼は、その思想から「善行として」悪名高い高利貸しの老婆アリョーナを殺害する。ところが、現場を目撃したアリョーナの義妹まで意図せず殺してしまい、ラスコーリニコフは罪の意識から精神を苛まれる。
 一方、予審判事のポルフィーリィは、過去、ラスコーリニコフが執筆した論文に辿り着き、その内容から彼が犯人であると確信。幾度となくラスコーリニコフに迫るも、決定的証拠がないため逃れられてしまう。  逮捕こそ免れたが、不安定な精神状態から憔悴の度合いを深めていくラスコーリニコフ。だが、そんな中出会った、貧しい家族のために体を売る少女・ソーニャの、自己犠牲をいとわない生き方と、彼女が読み聞かせてくれた聖書に救いを見出す。そして、ソーニャに罪を告白し、自首を決意する。
 情状酌量され、シベリア流刑8年という寛刑に処されたラスコーリニコフ。彼を追ってシベリアに移住するソーニャ。ラスコーリニコフはソーニャへの愛を確信し、人間回帰への道を歩み始めたところで物語は結末を迎える。

フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー <1821年〜1881年> 

ロシア帝国の小説家・思想家。
レフ・トルストイ、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀後半のロシア小説を代表する文豪である。
28歳で空想的社会主義に関係して逮捕されるが、出獄後、代表作である『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』などを発表し、「現代の預言書」とまでよばれる文学を創造した。
ドストエフスキーの著作は、世界中で読まれ、170以上の言語に翻訳されている。
ソルジェニーツィンやチェーホフ、ニーチェ、サルトル、ウィトゲンシュタイン、アインシュタイン、日本人では、黒澤明、湯川秀樹、小林秀雄、大江健三郎、村上春樹、三島由紀夫、埴谷雄高などの多くの人物に影響を与えた。

出演者プロフィール

いとうせいこう

1961 年、東京生まれ。
早稲田大学法学部卒業。作家、クリエーター。
『 ノーライフキング』で小説家としてデビュー。
主な作品に『夢七日 夜を昼の國』『小 説禁止令に賛同する』『想像ラジオ』『存在しない小説』『鼻に挟み撃ち他三編』。 ノ ンフィクション・対談集に『「国境なき医師団」を見に行く』『ラブという薬』『今夜、笑い の数を数えましょう』などがある。
その他、舞台・音楽・テレビなどで活躍中。

公式HP=http://www.cubeinc.co.jp/ito/


奥泉 光

1956年、山形生まれ。
国際基督教大学大学院修了。小説家・近畿大学教授。
主な小説に『ノヴァーリスの引用』『バナールな現象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『プラトン学園』『グランド・ミステリー』『鳥類学者のファンタジア』『浪漫的な行軍の記録』『新・地底旅行』『神器—軍艦「橿原」殺人事件』などがある。 1993年『石の来歴』で第110回芥川賞受賞。
2009年『神器—軍艦「橿原」殺人事件』で第62回野間文芸賞を授賞。
2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を授賞。
公式HP=http://www.okuizumi.com/