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　志の輔の落語は、『古典の味わいに現代の味付け』を趣旨に、若い観客に支持されてきました。
　毎月の定例会は
　●横浜にぎわい座（継続中！）
　この他にも下北沢・本多劇場や渋谷・PARCO劇場などでの新作落語や一人芝居などと、意欲的に会を重ね、常に観る側と創り手の意識の改革を目指しています。

　落語といえば、400年の伝統と多くの演者の切磋琢磨によって完成されてきた、近世庶民の生活の中から生まれた文化遺産で、伝統話芸の宝庫でもあります。
　この古典落語の中で描かれてきたものは、江戸や上方を中心に発達した、市井の人々の哀歓に富んだ生活であり、それが、明治、大正という醸成期を経て、今日まで伝えられ、演じられてきました。
　こういった古典落語の中から、私たちは、近世庶民の言語や風俗、あるいは人情の機微とかいった、今日では極めて貴重（希有）ともいえる発見をするとともに、現代にも通用する気の利いた風刺や、きびしい抵抗の精神を見い出し、改めてその時代に生きた先人たちの考え方や生活態度に、新鮮な驚きと敬意の念を抱かずにはいられません。
　しかし、現代は、映画、演劇、音楽、落語などを、テレビ、ラジオ、衛星放送、はたまたパソコン通信なるものによって、世界中に起こっているあらゆるものが、リアルタイムでお茶の間で観ることができる時代を迎えています。いわゆる劇場ばなれの時代です。
　表面的な賑わいに踊らされ、えてしてその本質を見失いがちなこういう時代にこそ、400年の歴史を持つ落語を通して、江戸庶民の智恵を学びとる事が必要な時代かと思われます。
　これはまた、創り手側にも言えることです。

　『落語って伝統芸ですが、何を伝えてきたかというと、形を伝承してきたとしか思えない。でも、伝えるべきは形ではなくて落語的考え方だと思う。落語っていうのは、人間の持っている恥ずかしいとこ全部を笑いにくるんでさらけ出した文学なんですよ。そこを今流に表現するにはどうしたらいいのか、面白半分で試行錯誤しているというのがこの会かな。』と志の輔は言う。

　これまでの古典の形にとらわれず、特定の演者の芸風や演出にも頼ることなく、あくまでも落語的考え方をベースにし、現代的な角度から古典を再吟味し、新しいスタイルの話芸としての落語を模索し続けている志の輔に、期待するところは大きいと思われます。

　志の輔RAKUGOを通して江戸庶民の叡智を学びとりませんか！！
 

◆落語家

立　川　志　の　輔プロフィール

●主なレギュラー番組
［テレビ］　「ためしてガッテン」　NHK　毎週水曜20:00〜20:45
［ラジオ］　「志の輔ラジオ 土曜がいい」　文化放送　毎週土曜　11:00〜13:00

●ライヴ
　　　　　　「ＳＩＮＯＳＵＫＥ　ＲＡＫＵＧＯ by ＰＡＲＣＯ」　渋谷パルコ劇場他
　　　　　　「志の輔らくごin下北沢」　下北沢本多劇場（年１回）
　　　　　　「志の輔らくご21世紀は21日」新宿明治安田生命ホール（マンスリー）
　　　　　　「志の輔ｎｏにぎわい」横浜にぎわい座（マンスリー）
　　　　　　「志の輔らくご／満月の会」銕仙会能楽研修所（マンスリー）
　　　　　　「志の輔らくご彩」大宮ソニックシティホール小ホール（年４回）
　　　　　　「志の輔らくご NEW YEAR SESSION」サントリーホール小ホール（年１回）
　　　　　　「志の輔らくご」江戸東京博物館1Fホール（年１回）

●賞
　　　　　　にっかん飛切落語会　　若手落語家奨励賞（昭和63年、平成元年）
　　　　　　文化庁芸術祭賞（平成元年）
　　　　　　とやま賞　芸術文化部門（平成2年）
　　　　　　富山県功労賞（平成5年）

＜志の輔孫悟空の遊び方＞

マウスを動かすと何処までも着いてきます。
うざったい時は孫悟空をワンクリックするとその場で止まります。
もう一度、呼びたい時はその場所でクリックして下さい。少々時間がかかりますが戻ってきます。