平成20年度高松市デリバリーアーツ事業
   「菊池寛生誕120年没後60年記念 文芸漫談『菊池寛を語る』」

いとうせいこう奥泉 光 文芸漫談ー番外編!
菊池寛『父帰る』

 

2008年11月9日(日)13時30分開演
サンクリスタル高松・視聴覚ホール(高松市立中央図書館3F) <アクセス>
入場無料(ご予約が必要です

問い合わせ先:サンポートホール高松 TEL/087-825-5010

主催:菊池寛記念館文学展実行委員会、(財)高松市文化芸術財団

『父帰る』のあらすじ

明治40年頃のことである。家族を顧みず、家出した父が、20年ぶりに落ちぶれ果てた姿で家に戻って来た。
母と次男と娘は温かく迎えたが、貧困と闘いつつ一家を支え、弟妹を中学まで出した長男・賢一郎は父を許さなかった。父は家を去る。しかし、哀願する母の叫びに、賢一郎は弟を連れて、狂気のように父を追う。

<菊池 寛 略歴>
1888年(明治21年)、香川県高松市出身

貧家に生まれながら、勉学に励み、第一高等学校(現代の東京大学教養部)文学科に入学。
在学中に、芥川竜之介、久米正雄たちと運命的な出会いをする。
この友人たちと第四次「新思潮」を創刊し、戯曲「屋上の狂人」を発表。卒業後は、時事新報社に入社。戯曲「父帰る」を発表し、絶賛を浴び、「無名作家の日記」、「忠直卿行状記」を発表し、文壇での地位 を確立。「真珠夫人」等の新聞連載小説で大衆的な支持を得る。
大正12年(1923)に文藝春秋社を創設し、雑誌「文藝春秋」を創刊。
昭和10年(1935)には芥川賞、直木賞も設定し、若手作家の育成に尽力する。
また、昭和18年には、大映の社長にも就任し、実業家としても成功する。
功績としては、日本の文学界にヒューマニズム、リアリズムをもたらすとともに、作家の社会的地位の向上や、著作権の擁護にも尽力した。本上演作「父帰る」、「屋上の狂人」は出身地・四国を舞台にし、生きた方言で執筆された戯曲としても、最高傑作に数えられている。