作品梗概
『ラ・マン〜愛人〜』
舞台は1920年代のフランス領インドシナ(ベトナム)。
富豪の中国人青年はパリに留学し、サイゴンで事業をしている華僑の父親のもとに帰ってきたばかり、少女は実家から学校の寄宿舎に戻る途中の水上バスで出会う。
少女は白人であるプライドから、金持ちであるが中国人というだけで青年を見下す。
しかし、少女の家は貧しい、貧しさゆえの家庭内不和・・・
青年は少女に一目惚れし、チャイナタウンに隠れ家を借り、そこで二人の情事が繰り返される・・・
はじめ少女は中国人青年の金目当てだった。
少女の家族も、青年を金づるにし、見下した態度をあらわにして青年に接する。
青年は思慮深く、忍耐強い。ここでは差別の目を当然と受け止めるだけの大人である。
青年は少女を愛していたが、少女の態度が明らかに金目当てなにで、青年はいたく傷つく・・・ 。それでも、青年は少女を愛した。 将来のない愛人として・・・
。
彼には許婚がいて、結婚相手は既に決まっていた。
中国のしきたりでは、当然の事だった。
それでも、少女をあきらめきれない青年は、少女の事を父親に打ち明け、結婚を懇願するが聞き入れてはもらえない。
青年は母親から譲り受けた指輪を少女に渡す。
それほど少女を愛していた・・・。
婚礼の日、青年の結婚など、意に介さないと思っていた少女だったが、彼女はそれをじっと見つめていた・・・ 。
少女は青年が結婚した後、また会おうと約束するが、ついに青年はやってこなかった。
青年は、少女の家族をフランスに帰国させる費用を全額援助する。
そして少女の家族はめでたくフランスへ帰ることに・・・・・・
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